2011年

4月

30日

緊急声明と要請 「子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求します」 に団体署名をしました

2011年4月30日(土)、新建東日本大震災復興支援会議は、緊急声明と要請「子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求します」に団体署名をしました。緊急声明と要請は【こちら】をご覧下さい。

================== 声明・要請文 ==================

 

2011年4月22日

 

呼びかけ団体:グリーン・アクション、グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室、福島老朽原発を考える会、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、国際環境NGO FoE Japan

 

【緊急声明と要請】

子どもに「年間20ミリシーベルト被爆」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求します!!!

 

4月19日、文部科学省は、学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の目安として、年20ミリシーベルトという基準を、福島県教育委員会や関係機関に通知した。この年20ミリシーベルトは、屋外で3.8マイクロシーベルト/時に相当すると政府は示している。3.8マイクロシーベルト/時は、労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)の約6倍に相当する線量を子どもに強要する、きわめて非人道的な決定であり、私たちは強くこれに抗議する。

 

年20ミリシーベルトは、原発労働者が白血病を発症し労災認定を受けている線量に匹敵する。また、ドイツの原発労働者に適用される最大線量に相当する。さらにこの基準は、大人よりはるかに高い子どもの感受性を考慮にいれておらず、また、内部被曝を考慮していない。現在、福島県によって県内の小・中学校等において実施された放射線モニタリングによれば、「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)に相当する学校が75%以上存在する。さらに「個別被ばく管理区域」(2.3マイクロシーベルト/時以上)に相当する学校が約20%も存在し、きわめて危険な状況にある。

 

今回、日本政府が示した数値は、この危険な状況を子どもに強要するとともに、子どもの被曝量をおさえようという学校側の自主的な防護措置を妨げることにもなる。文科省は、20ミリシーベルトは、国際放射線防護委員会(ICRP)勧告Pub.109およびICRP3月21日付声明の「非常事態収束後」の基準、参考レベルの1-20ミリシーベルトに基づくとしているが、その上限を採用することとなる。21日現在、日本政府からは、本基準の決定プロセスに関しては、何一つ具体的な情報が開示されていない。また、子どもの感受性や内部被曝が考慮されなかった理由も説明されていない。文科省、原子力安全委員会において、どのような協議が行われたのかは不明であり、極めてあいまいな状況にある(注)。

 

私たちは、日本政府に対して、下記を要求する。
・子どもに対する「年20ミリシーベルト」という基準を撤回すること

・子どもに対する「20ミリシーベルト」という基準で安全とした専門家の氏名を公表すること

 

(注)4月21日の政府交渉で、原子力安全委員会は正式な会議を開かずに、子どもに年20ミリシーベルトを適用することを「差支えなし」としたことが明らかになった。また、4月22日、5人の原子力安全委員の意見とりまとめについて議事録は無かったと、福島瑞穂議員事務所に回答している。

 

(参考)
4月21日付ドイツシュピーゲル誌の20ミリシーベルト設定に関する記事(「文部科学省、子どもたちに対してドイツの原発労働者と同様の被爆限度基準を設定」)より、専門家のコメントエドムント・レンクフェルダー(オットーハーグ放射線研究所)「明らかにがん発症の確率が高まる。基準設定により政府は法的には責任を逃れるが、道徳的には全くそうではない。」

 

(2011/04/30 12:16), wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0150] 緊急(署名・本日)Re: 丸谷より、ご存知かもしれませんが参考に。

> 本多です。
> 丸谷さん、貴重な情報、ありがとうございます。
> これは、非常に重大だと思っていましたら、署名をやっていることがわかりました。
> しかも締め切りが本日30日23時!です。
>
> 内閣官房参与の小佐古教授が辞任したのは、この政府決定への抗議です。
>
> 「【ご協力ください】緊急声明と要請:子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求」
>    ↓
> http://e-shift.org/?p=166
>
> 今日中ですから、時間がないのですが・・お知らせします。
>
>
> --- On Fri, 2011/4/29, 丸谷 博男 wrote:
>
> 日本の政府をどのように捉えるのか。改めて考えなくてはならないですね。
> 参考として送ります。
> ////////////////////////////////////////
> 福島の学校における放射線基準値、すなわち子どもにどれだけの被爆線量を「許
> 容」するかということがいま大きな問題になっていますが、4月26日付で共同
> 通信が、豪メルボルン大学のティルマン・ラフさんの論説「福島の子供を守れ 
>  日本の放射線基準に失望」という記事を配信(英語および日本語)しています
> ので、ご紹介します。
>
> ティルマン・ラフさんは、メルボルン大学ノッサル世界保健研究所准教授、核兵
> 器廃絶国際キャンペーン(ICAN)代表であり、また、核戦争防止国際医師会
> 議(IPPNW)(1985年に団体としてノーベル平和賞を受賞)の副代表
> (東南アジア太平洋地域)も務めている方です。
>
>
> 【英語版へのリンク】
> http://english.kyodonews.jp/news/2011/04/87835.html
>
> OPINION: Children of Fukushima need our protection
> By Tilman Ruff
> MELBOURNE, April 26, Kyodo
>
>
> 【日本語版】
>
> 2011年04月26日
>
> 識者評論「原発震災―海外核専門家の目」
>
> 福島の子供を守れ 
> 日本の放射線基準に失望
>
> 豪メルボルン大准教授 ティルマン・ラフ 
>
>  文部科学省が福島県の子供の許容放射線量を(結果的に従来より)引き上げた
> ことを知り、失望した。設定した基準値は毎時3・8マイクロシーベルトで、
> (単純計算すると)年間33ミリシーベルト以上に相当する。これは、幼稚園や
> 保育園、小中学校に通う子供に適用される。どういうことか、考察してみたい。
>
>  広く認められた科学的知見によれば、健康への放射線のリスクは線量に比例す
> る。線量が大きくなるほどリスクが増える。リスクが皆無という水準はない。
>
>  国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告では、あらゆる被ばくは達成可能な
> 限り低減すべきであり、公衆の線量限度は自然放射線と医療行為による放射線を
> 別として、年間1ミリシーベルトだ。原子力産業の作業員の最大許容量は5年間
> の平均が年間20ミリシーベルトで、50ミリシーベルトを超える年があっては
> ならない。
>
>  日本では作業員の最大許容量は(緊急時のため)100ミリシーベルトで国際
> 的水準より高かったが、福島第1原発事故の事態深刻化で250ミリシーベルト
> に引き上げられた。
>
>  米科学アカデミーの報告書は、1ミリシーベルトの被ばくで、1万人に1人が
> 白血病以外のがんに、また10万人に1人が白血病になるリスクが増え、1万7
> 500人に1人ががんで死亡するリスク増があると推定している。
>
>  だが重要なのは、誰もが同じ水準のリスクにさらされるわけではないというこ
> とだ。1歳以下の幼児は大人に比べ、がんのリスクが3~4倍高くなる。女児は
> 男児よりも2倍影響を受けやすい。被ばくで女性ががんになるリスクは全体とし
> て、男性より40%大きい。
>
>  放射線に対する感受性が最も強いのは子宮内の胎児だ。英オックスフォード大
> の先駆的な小児がん調査の結果、母体のエックス線検査で胎児が10~20ミリ
> シーベルトの被ばくをした場合、15歳以下の子供のがん発症率が40%増加す
> ることが分かった。
>
>  ドイツでは、25年間の全国の小児がん登録データによる最近の研究で、原子
> 力発電所が通常に運転されていても、原発の5キロ圏内に住む5歳以下の子供の
> 白血病リスクは2倍以上となることが示された。リスク増は50キロ以上離れた
> 場所に及んでいた。予想よりはるかに高いリスクだ。胎児、幼児が特に放射線に
> 弱いことが際立つ。
>
>  外部被ばくを監視する典型的な線量計で測定できる放射線に加え、福島の子供
> たちは、呼吸で肺に入った粒子や、汚染された食品や水を口にすれば内部被ばく
> もする。多くの放射性物質が食物連鎖で濃縮され、人間に摂取される。
>
>  親として、また医師として、福島の子供たちに、このような有害なレベルの放
> 射線被ばくをさせることを許す決定は、われわれの子供と将来の世代を守る責任
> の放棄であり、受け入れられない。
>
>    ×   ×
>
> TILMAN RUFF 55年オーストラリア・アデレード生まれ。モナッシ
> ュ
> 大で医学を学ぶ。メルボルン大ノッサル世界保健研究所准教授。非政府組織(N
> GO)「核兵器廃絶国際運動」の議長。

(2011/04/30 13:51), 鎌田一夫 wrote:
Subject: [fukkoushien_member:0056] 団体署名

> 支援会議メンバーの皆さん
>
> 下記の署名活動は大変重要だと思うので、支援会議として団体署名してはどうでしょ
> うか。時間がありませんが、だからといって見送るのは余りに残念な署名です。
>
> 【ご協力ください】緊急声明と要請:子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する
> 日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求」
>
> 支援会議事務局 鎌田一夫