福永博建築研究所ほか コンテナシャワー・バスユニットが完成

浴室とトイレ、避難所巡回 コンテナ改造 試作品完成

西日本新聞110424
西日本新聞110424

西日本新聞110424】13万人が避難所で暮らす東日本大震災の被災地のためにと、福岡市の建築家福永博さん(65)が移動式の浴室とトイレを開発し、23日に試作品ができあがった。どれも貨物輸送用の20フィートコンテナを生かして作るため、4トントラックに積んで避難所を巡回できる。被災地は衛生環境の悪化が深刻で、量産して届けたいと協賛を募っている。

 「浴室ユニット」(製作費300万円)はプロパンガス式の給湯器と浴室二つ、シャワー室四つを備える。「トイレユニット」(同350万円)は浄化槽を内蔵し、水洗の大便器三つ、小便器二つと手洗いがある。いずれも男女別に区切られ、コンテナの両端にドアがある。別に汚物の回収槽と焼却炉も考案し た。

 避難所の多くは風呂がない。15日発表された政府の調査結果では、回答した避難所の3分の1で「入浴は週1回程度」の不便を強いられている。

 福永さんはこれまで、福岡市の都市景観賞や福岡県建築住宅文化大賞を受賞。被災者の苦境を知って「建築のプロとして何ができるか」と知恵を絞り、下水処理施設がなくても使え、現地での工事も要らない自己完結型の設備を考え出した。

 1台1週間で製作でき、試作品は宮城県に搬送して避難所を巡回する。「義援金も大切だが、早急に必要なのは衛生環境改善のためのトイレや風呂の現物支援。少しでも安らげる空間を九州から届けたい」と、協賛してくれる企業や団体を求めている。

 福永博建築研究所=092(714)6301。

=2011/04/24付 西日本新聞朝刊=

浴室ユニットの試作品と設計者の福永博さん。遮熱材で覆われたコンテナの中に浴室が二つ、シャワー室が四つある=23日、福岡市西区田尻

20フィートコンテナを活用した(右から)浴室、トイレ、浄化槽の各ユニットの模型(福永博建築研究所提供)

被災者にくつろぎを 巡回型ユニットバス完成 福岡の建築研究所

産経新聞110417
産経新聞110417

産経ニュース110424】 東日本大震災で避難所暮らしを強いられている被災者を支援しようと、福岡市中央区の福永博建築研究所が23日、巡回型のシャワー付きユニットバスを完成さ せた。この日は試運転も行い、シャワーや蛇口から設定通りの温水が出ることを確認した。早ければゴールデンウィーク明けにも被災地に運び込む予定。

 現地での大がかりな工事をなくし、各避難所を定期的に巡回できるよう、4トントラックに積める輸送用の20フィートコンテナ(長さ約6メートル、幅約 2・4メートル、高さ約2・6メートル)を改造。外壁は、日中に室温が上がりすぎないよう、断熱性の高い塗装を施した。

 内部は、中央で男性用と女性用のスペースを区切り、それぞれシャワー室2つと浴室1つを設置。男女が同時に3人ずつ使用できる設計となっている。

 移動や清掃の時間が毎日必要なため、1日8時間の稼働を想定。1人20分間で入浴を終えるとすると、1日に144人、1カ月で4300人超が利用できる。

 水道水か井戸水を供給でき、排水設備があることが条件。同研究所では東京のNPO法人と協力しながら、現地で巡回ユニットバスを運営できる団体を募集している。

 また、同研究所は同型のコンテナを利用した移動式トイレも試作中。汚水は浄化槽で処理し、汚物は乾燥させて焼却処理できる仕組みで、実用化に向け協賛を募っている。

 同研究所の福永博所長(65)は「建築の専門家として被災地の衛生環境の整備を考えてきた。トイレについても早く現地に運び込めるようにしたい」と話している。問い合わせは同研究所((電)092・714・6301)。

「お風呂コンテナ」を開発!入浴難解消へ

日刊スポーツ110505
日刊スポーツ110505

日刊スポーツ110505東日本大震災で不自由な避難所生活を送る被災者のため、福岡県の建築家福永博さん(65)が貨物用20フィートコンテナを改造した移動式風呂を考案、このほど試作品が完成した。福永さんは「テレビで避難所の方々の苦労を見ていて思いついた。建築家の自分にできることはこれぐらいだが、1日も早く現地に送りたい」と話した。

 「お風呂コンテナ」 は長さ約6メートル、幅約2・4メートル、高さ約2・5メートル。男女それぞれシャワー室2つに家族で入れる浴室1つ、計6つの個室がある。4トントラッ クに積んだまま利用できるため、給排水さえ出来ればどこでも設置、巡回が可能だ。福永さんによると、プロパンガスへの接続や清掃時間などを除き、1日8時 間の稼働を想定。1日約100人超、1カ月で約3000人超の利用を見込む。

 製作費用は約300万円。試作品は自腹で、1週間で作り上げた。「これから夏場にかけ、避難所は衛生環境の整備が必要だ。自衛隊のテント式風呂も あるが、個室の方がよりくつろいで入ることが出来る」。現地での運用や複数設置へ向け、協賛する企業や団体を募っており、既に数件の問い合わせがあるとい う。

 また福永さんは、排せつ物を焼却処理できる自浄装置などをセットにした「トイレコンテナ」も同時に開発。「老人の介護用に改造できないかとの声も あります。(距離が)離れていると、どうしても被災地の現状を忘れがちになってしまうが、九州からも支援の声をあげていきたいですね」。風呂とトイレの試 作品は、連休明けに実際に現地に運び、避難所を巡回する予定だ。【石井康夫】

 [2011年5月5日8時47分 紙面から]

テレビ報道は【こちら】をご覧下さい。

110420プレスリリース.pdf
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110423お風呂シャワー巡回コンテナ号の提案.pdf
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110423トイレの概要.pdf
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福永博建築研究所

 

当ホームページの関連記事は【こちら】です。

この取り組みの動向は【motherboard 2011「日本の道」】に継続して掲載されています。

 

(2011/04/24 23:21), 丸谷 博男  wrote:

Subject: [fukkoushien_member:0037] 丸谷です。

 

> 昨日は、福岡の福永さんの取り組んでいましたコンテナシャワー・バスユニットが完成し、テレビや新聞の皆様にご紹介しました。 早速、テレビニュースや新聞に掲載されました。

>  

> ■コンテナシャワー・バスユニットを完成しました。

>  http://japanroad.exblog.jp/15292048/

> ■トイレユニットのための浄化分離装置、焼却炉もつくりました。

>  http://japanroad.exblog.jp/15348345/

> このコンテナを連休明けに現地に運び、避難所へと向かいたいと思っています。

> 5月3~6日に、丸谷が現地に行き、各自治体に相談に行って来ます。

> また、現地での運送を担当する工務店の皆様とも細かい詰めをしてきます。

> 仙台、石巻、陸前高田、大船渡を考えていますが、何処まで行けるかは現地次第ということになります。

> 何か要請がありましたら、ご連絡下さい。

 

(2011/04/25 18:03), 鹿瀬島 隆之 wrote:
Subject:     [fukkoushien_nuae:0094] お知らせ

 

> さっきいただきました、福永事務所からニュースの
> 報告のメールを転送します。
> 宜しくお願い致します。
>>  土曜日は、お忙しい中ありがとうございました。
>>  TNCが土曜日の取材を今日の夕方のニュースで再放送してくれます。
>>  お時間があえばご覧下さい。
>>  ・テレビ西日本…本日18:15~18:55の中です。
>>  明日は、NHKの取材です。
>>  放送は、昼のニュース12:15~、夕方のニュース18:00~
>>       のどこかで放送予定。
>>  NHKは、また明日お知らせします。
>>                福永博建築研究所・福永晶子
>  
> ■下記は支部宛に送ったメールです。
>
> 4月23日(土)の西区田尻の現場での、福永氏考案及び作製の浴室シャワー
> ユニットとトイレ処理ユニットの報道陣への公開が掲載されていました。
> 地元テレビ局3社と西日本新聞社が取材に訪れていました。
> 明日にはNHKの取材がある模様です。
>
>  <一部写真は下記>
> http://www.shinken-fukuoka.net/%E9%9C%87%E7%81%BD%E6%83%85%E5%A0%B1/%E6%B5%B4%E5%AE%A4%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88-%E7%A6%8F%E6%B0%B8/
> <http://www.shinken-fukuoka.net/震災情報/浴室プロジェクト-福永/>

 

テレビ報道は【こちら】をご覧下さい。

(2011/04/30 14:24), 丸谷 博男  wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0153] Re: 岩下繁昭さん「プレハブ応急仮設住宅の現状と抱える問題」

 

> 丸谷です。

> それから、本多さん、ありがとうございました。
> 3日からの準備の真っ最中。
> 見つからなかったレンタカーをやっとゲットしました。
> 福永さんのサニタリーコンテナを受け入れ探しで、町や市にファックスを送っていま
> す。先ほど、陸前高田から返事がありました。
> 返信の電話を頂けただけで感激してしまいましたが、内容か下記の通りでした。
> 水道が復旧していいないところが多いため使えない。
> 避難所では、水まわりの供給があ理、浄化槽もあるので、間に合っている。
> とのことで、採用する場がないとの事でした。
> あとは、東松島市、石巻市に送っています。

(2011/05/02 11:09), 丸谷 博男  wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0173] 丸谷より朗報です!

> サニタリーユニットの要望が、女川からありました。
> 山奥の避難所が、ちょうど該当するのでお願いしたいとの事でした。
> 5日に現地で打ち合わせてきます。福岡の片井さん、よろしく。
> いくつかの市町村にファックスを送っていたのですが、返事は30~40%の確立です。
> 南三陸町、石巻市、名取市は返事がありません。

(2011/05/02 12:42), 片井克美 wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0175] Re: 丸谷より朗報です!

> 丸谷さん 片井です。
> 先ほど東京に着きました。
>
> サニタリーユニットの件良かったですね。ご苦労様でした。
> 後はしっかりと現地を見て、打ち合わせてきたいと思います。

(2011/05/03 1:23), 丸谷 博男  wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0187] 丸谷より皆様へ

 

> コンテナサニタリーユニットは、各自治体を回り、現場のニーズを聞き取りしてきま
> す。
> 昨日の朝、受け取りの意向を示してくださいました女川町は、結局取り消しとなりま
> した。
> 予定していました半島の避難所では、プロパンガスが使えないと言う事が判明したか
> らです。
> その理由は、女川原発の目の前にあり、炊き出しでさえ、ガスは使わないことになっ
> ているそうです。驚きました。
> 10時間くらいのぬか喜びでした。

 

(2011/05/08 10:54), 丸谷 博男  wrote:
Subject: 丸谷より報告です。

> ■現地調査に基づき、福永博さんが、福岡市長室にサニタリーユニットを届ける方向で
> の協力を要請し、受け入れ側現地石巻の相川ですが、そちらの方から市長室へ要望を
> 届けるようお願いしてきました。
> 現地での設置経費は期待できない事がわかりました。予算が絡むとおそらく途中で話
> はなくなるだろうとの現地土木事務所の所長の判断でした。

(2011/05/17 19:23), 丸谷 博男  wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0268] 丸谷です。コンテナ風呂設置場所が決まりました。

> 宮城県東松島市・小野市民センターに設置が決まりました。
> 関係者の皆様に、感謝いたします。
> 詳しくは、添付資料をご覧下さい。
> 福永博建築研究所、新建福岡支部、そしてNPO法人日本の道の協力で実現しました。
> 現地設置は22日頃です。

小野市民センター概要_110512(名刺なし).pdf
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(2011/05/17 20:14), 住まいとまちづくりコープ wrote:

Subject: [fukkoushien_nuae:0269] 丸谷様 福永様 千代崎です。Re: [fukkoushien_nuae:0268] 丸谷です。コンテナ風呂設置場所が決まりました。

> 丸谷様 福永様
> 良かったですね。視察コースになりますね。

(2011/05/17 21:06), Takeyama Kiyoaki wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0270] Re: 丸谷です。コンテナ風呂設置場所が決まりました。

> 丸谷さん、竹山です。
> 被災地に救援に入いりましたが、大きな問題の一つは被災者が自分で調理する環境がないことです。
> 朝はパン、夜は冷たいおにぎりに炊き出しの味噌汁というのが多いパターンのようです。
> お母さん方は、このような食事では子どもの健康や発達に大いに障害があると思っています。
> 避難所などの空き地に、お母さん方が複数家族で自力調理ができるような台所コンテナーの普及ができないでしょうか。
> 浴室をつくるより多くの台数が必要でしょうが、福永さんやその他の方も協力いただいてご検討いただければありがたいですね。

(2011/05/18 5:52), 丸谷 博男  wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0276] 丸谷です。

> 復興会議。意見交換が活発ですね。
>
> ■竹山さん。
>
> 久しぶりです。5月29日の夜、大阪で報告会をします。
> お時間ありましたら、お出かけください。
>
> さて、キッチンの話ですが。避難所では、まとめての調理ですね。
> 健康や、家族での手作りでの料理は難しい状態です。
> でも、大切なことです。
> 心温まる手作りの料理が一番の癒しです。
>
> 福岡では、テレビや新聞のマスコミ対策があり、ほとんどのメディアがコンテナサニ
> タリーを取材してくれました。東松島市の設置の様子も放映してくださりそうです。
> 撮影はこちらでやってほしいとのことでしたが。
>
> さて、この報道の中で、反応はほんの2件。唐津の知人設計者が福永さんに電話を、そ
> して福祉団体から、介護コンテナの要請があり、契約したところです。
> キッチンコンテナ、介護風呂コンテナ、事務所コンテナの三台で、約1000万円の発注
> です。
> 福永事務所ではさっそく、準備にかかっています。
> おそらく、持って行き場所は、東松島市の避難所です。(ちょっと不確かですが)
> 福岡から、介護支援の職員が出向きます。
>
> ■被災地域に、復興住宅のための、補助金から手続きから便利手帳が無料配布されます。
> 北海道や東北ではおなじみの住宅雑誌ですが、「リプラン」です。
> 添付資料が、掲載されました私たちの取組みです。
> この雑誌は、県の許可を取っていますので、被災者の手に渡るものです。全戸配布の
> ようなものです。
>
> ■山下さん
>
> 6月17、18、19日に再度現地入りします。人数は、まだ未定です。

(2011/05/18 9:18), Takeyama Kiyoaki wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0278] Re: 丸谷です。コンテナ風呂設置場所が決まりました。

> 竹山です。
> 自分のメールに自分で返信するのは変ですが、後でゆっくり考えてみて気づいたことがあるので書きます。
>
> 調理施設は、お風呂のように大がかりではないので、各避難所の屋外にそのようなものを置けば済むのですね。
> これから季候が良くなるので、屋外設置で問題がないでしょう。
> 避難者が自分で触れる給水蛇口と簡易な流しを増設する。
> 簡易な調理台とガスボンベコンロ(被災者が自分で用意しても良い)を設置する。
> 共同で利用する冷蔵庫を置く。
> 近くに食事のできるテーブルや椅子を置く。
>
> まあ早い話、キャンプ場のバーベキューコーナーのようなものを数十家族分の規模で設置するというイメージですね。
> 各府難所で、そのような設備設置の運動をするのでしょうかね?

(2011/05/18 10:56), 丸谷 博男  wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0282] 丸谷より福永さんからのメッセージです。

 

> 皆様
>
> 今朝、お知らせいたしましたコンテナサニタリーですが、
> 是非皆様には実際に見ていただきたいと思います。
> 私自身もそうでしたが、コンテナであることに、あまり良い印象を持っていませんで
> した。ところが、実際に出来上がってみると、何とも柔らかさがあるのです。
> 短て方向の壁に杉板が貼ってあるだけでも、柔らかい印象となるのです。
> 現地での作業を省く意味でも、可能性は大きいと言えると思います。
> 鈴木浩先生には、とくにお時間あったら見ていただきたいとのことでした。
> 現地設置日は23日だそうです。